日々のルール
子供に工作をさせると家での生活が見えてきます。
国立小学校受験で大切なことは、まず指示を聞く姿勢、取りかかるときの意欲、積極性。そして一つ一つの工程を丁寧に進めていける巧緻性が身についているかです。
しかしそこで忘れがちなのが、進めながら出てくるゴミの処理や道具の扱いです。
一生懸命に進めていてもお机の上を整理しながら進められなければ、どれがゴミでどれが使うパーツかわからなくなったりクレパス、クーピーも散乱させながら次に進んでいこうとし目の前は、あっという間にごちゃごちゃに。「あれ?あれ?」なんて言って必要なものを探している子もよくみます。
切ったらハサミは、お机の脇に。ゴミは、お机のすみに。
のりで貼ったら、フタをしめてお机の脇に。汚れた指は、お手拭きでぬぐい、そのお手拭きは、お机の脇に。
ちぎったら、ゴミはお机のすみに。
クーピーを使ったら箱の中に。
と、進めていければ常にお机の真ん中は、次に必要なものしかないはずで、頭のなかもスッキリし、間違えもなくなります。
この流れが出来る子は、ひとつずつの工程もきちんとできている子供が多いですね。
この部分は、日々の生活の中で培われます。子供が出したものをお母さんが片付けていませんか?一つやったらやりっぱなしではありませんか?
褒めながら上手に声かけをし、自分が遊んだら自分で片付ける。きちんとかたずけたら明日使うときに探さずすぐできる。というルールを身につけることは、こどもの成長の効率をあげる大切な要素になります。