おうちで絵を描く習慣をつくるコツ
「うちの子は、絵を描くことにまったく興味を持たないんです」
「どう教えたら、描いてくれるのかわからなくて」
と、お母様。3歳の男の子を連れて、お教室に来てくれました。
「絵を描く」ということを子供に教えられるお母さんは多くありません。
ですが、小学校受験では、絵を描く課題を出す学校がたくさんあります。
お教室で教えてもらうことも大切ですが、家でどんな風に導いてあげたらよいのか、知っていてほしいことをお伝えします。
まず一番大切なことは、
お母様の焦りや不安は、逆効果
である、ということです。
幼少期に造形の大切なことは、教えようなんて思わず、楽しさを体験することなのです。
「描く」って楽しい!
「作る」っておもしろい!!
こんなの描けたよ!
こんなのできちゃった!!
これが、子供のすべての意欲に繋がります。
子供は、遊びの達人です。絵画だってお勉強だって、みんな遊びにしてしまえばいいのです。そこから、集中力、探究心、想像力がうまれます。
さて、相談に来てくれた男の子の場合を見てみましょう。
ちょっと緊張して座ってくれています。
「何の動物が好き?」
という声かけに、
「しろくま!」
と答えてくれて、
「へえー、しろくまってどんな動物か先生に教えて?」
と紙をだすと、嬉しそうに
「これが顔で耳がついてるの」
ちょっと顔と耳が離れているけど。
「へー、しろくまって耳があるんだね」
「お口もあるよ」
と、お顔からかなり離れたところにお口を描いてくれて、
「わー、かわいいお口!!」
この調子で体、足まで描いてご機嫌です。
今度は、象の写真を見せて、特徴を一緒にみてから
「お顔から描いてみよう」
と始めたら、びっくり!!
素晴らしい象を描いてくれました。おまけに象の食べ物や周りの様子まで描いてくれました。
隣で見ていたお母様も「初めてです。こんな絵は」とびっくり!
子供は、興味を持たせ、遊び感覚で進めるとぐんぐん伸びて行きます。
お絵かきに限らず、なんでも楽しくが、ポイントです!
おうちでも、画用紙とクレヨンを用意して、好きなものを描いてもらってみてくださいね。指導しなくて良いのです。見守ってあげてください。
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