年中絵画クラスに、おとなしいKちゃんがいます。
彼女は、特別真面目でよくできるのですが、引っ込み思案タイプ。
よいものを持っているのだけれど、どこか臆病で
人前で恥をかけないタイプ。
「おりこうさん」なんです。
失敗をしてはいけないと思っています。
もう少しおおらかになると彼女の魅力が出てくるのだけれど。
そんな話をお母様にすると
「私のせいです」
「いつも指摘をしてしまう」と。
お母様も真面目で一生懸命。
まずはお母様が「おおらか」に子供を見守ってください。
どんなこともまずは、認める。
失敗も間違いも大歓迎！
それから、どうしたらよかったか一緒に考えるてください。
と、伝えてきました。
そのKちゃんが最近、めきめきとキラキラしてきました。
先週も元気にお教室に来てくれたKちゃん。
唇に怪我をしていました。
どうしたの？
と声をかけると
「幼稚園でお友達がおもちゃを振り回していて
それにぶつかったの」と。
わー、痛かったでしょう？泣いちゃった？
「うん、痛くてないちゃった。
そしておもらししちゃったの」と。
それは、大変だったねえ〜
早く治るといいねー。
そんな会話をしましたが、
いままでの彼女だったら、おもらしをしてしまったことまで
お話できなかったはずです。
ひとかわむけたことを感じた瞬間でした。
最近生き生きしているはずです。
どんなことでも寄り添ってくれる。
良いことは、大いに褒めてもらい、
困ったことがあったら、一緒に考えてくれる。
そして、失敗も応援してくれる。
そんな親子関係、師弟関係が、子供を強くし、
自信となっていくのです。
お教室に通うとお母様も我が子の「できる」「できない」
で、一喜一憂してしまいます。
子供は、小さな体で精一杯成長しようとしています。
お母様の声かけで成長の度合いが変わって来ます。
できなくても、失敗しても、いいんです。
できなかったことが、できるようになる楽しさ、
喜びを教えてあげてください。
そして、それこそが素晴らしいのだと
きずかせ、共に楽しんでください。
その感覚を身につけた子供は、ぐんぐん成長しますよ！！
