子供の芽、大切に
お教室の年少さんの女の子のお母様からこんな質問がありました。
最近、折り紙に興味が出てきたのですが、
「何かを折る」と言うのではなく
自分で勝手に折って
「これ、ポケット!!
ここにいろんな物が入るのよ」
とか
「これ、リボン!可愛いでしょ?」
とか、言っているんです。
いいんでしょうか?
と。
素晴らしいじゃないですか!!
「何かを創ろうとする意欲をまず褒めてあげてください」
と、伝えました。
頭で想像しているものを紙で表現しようとしているのです。
お母さんは、「このポケットにどんなものをいれようか?」
とか「そのポケット、不思議なポケットかもよ〜。
中から何か出てきたらどうする〜」
なんて、ノッテあげてください。
創ってお母さんに見せたら、楽しい言葉が返ってくると思うと
子供は「創る」ことが楽しくなり、どんどん創りたくなります。
折り紙は、おきまりのツルなどを作るためのもの
だけではありません。
子供の手に都合が良いサイズですから、
色々な使い方をしたら良いと思います。
そして、創ることが楽しくなると最初は雑でも、
きちんと折りたい、切りたいという気持ちが出てきます。
お母さんは、最初から丁寧に作ってほしいと願うあまり
子供に注意をしてしまいます。
子供は、「どうせ作ってもほめてもらえない」
「またなんか言われる」と、受け止め創ることをやめてしまします。
残念ですね。
自分から何かをしよう、創ろうとしている時、
チャンスです!!
その芽を大切に育ててほしいと思います。